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August 15, 2016

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USBCの大学生ボウリング大会におけるルール変更とUSBC会長のFacebook投稿

August 15, 2016

 

先日11thFrame.comが伝えた通り、USBCの大学生ボウリングルールブックに変更が加えられた。

問題のセクションは、510/608 「Equipment Alterations(表面加工)」の記述だ。

 

Altering the surface of a bowling ball by the use of abrasives, cleaners or polish is prohibited during competition including the warm-up session prior to your squad. No modifications can be made to affect the balance of the bowling ball once competition has begun (i.e. additional weight holes, modification of existing weight holes). In addition all sanding products must be removed from the players area (i.e. Abralon, sand paper, etc.).
Penalty for first offense: Individual and team are warned and the ball is removed from that competition (qualifying block or match). Penalty for second offense: Forfeiture of game in which the violation occurred.

 

上記のざっくりとした訳は下記の通り:

 

研磨剤、クリーナーもしくはポリッシュを使用したボウリングボールの表面加工は、シフト開始前のウォームアップセッションを含めて試合で行うことを禁止する。試合開始後はボウリングボールのバランスに影響を与えるいかなる加工(例:ウェイトホールの追加、既存のウェイトホールに対する加工)も禁止とする。さらに、すべてのサンディング製品はプレイヤーズエリアより排除すること(例:アブラロン、サンドペーパー等)。

初回違反に対するペナルティ:個人とチームに対して警告し、ボールは試合から除外される(予選ブロックもしくはマッチプレイ)。2回目の違反に対するペナルティ:違反が発生したゲームの失格。

 

この変更が発表されるや否や、USBC会員の間からはルール変更に対する批判が多くネット上に投稿された。それらの中にはUSBCまたはUSBCのトップであるチャッド・マーフィー氏に対する誹謗中傷へと発展するものもあった。なぜなら、昨今のボウリング大会においてボールの表面加工は欠かせない作業であり、事前にパターンが公表されず、持っていくボールも5つ(USBC大学ボウリングの場合)と限られている中で、さらに表面加工までもが制限されることは選手にとって、非常に酷なことだからだ。

 

しかし、なぜUSBCはこのルール変更に踏み切ったのか。

 

それを説明するチャッド・マーフィー氏の投稿が先日Facebookにアップロードされたので、以下に訳文を紹介したい。(一部管理人による補足あり)

Post from Chad Murphy's Facebook:

 

チャッド・マーフィー氏による今回のルール変更に関するFacebook投稿

 

 大学生ボウリングの新しい表面加工ルールについて、色々なことが言われているようなので、背景について説明する必要があると考えました。これから私がお話しする事実は、ここ数年にわたって当該の大会やその他我々のチャンピオンシップで起こってきたことです。

 5人チーム戦で、ボウラー1が表面を酷く曇らせたボールを使って練習投球をするとします。ボールが転がり、右手投げだった場合は左のガターへと落ちてゆきます。ボウラー2が、アプローチにあがり、同じことをします。そしてボウラー3へと続きます。各投球で、使用されたボールはコーチ1名(複数の場合もある)の手に渡り、さらに表面加工が施されます。これは練習投球が終了するまで継続的に行われます。それからチームはレーンを交代し、同じプロセスが繰り返されます。投球位置を探るための練習はなされず、こうしたことが練習投球中または、大会初日の予選を通過するためのベイカー競争の中で行われます。私は昨年個人的にこれを目撃し、レーンの写真を撮りました。パターン上には、コンコースからも見ることが出来るくらいオイルの剥ぎ取られた跡がいくつも残っていました。ここで、何が正しくて間違っているのかを議論するつもりはありませんが、私が言いたいのは、練習投球の時間がレーンを簡単もしくは時に難しくするために利用されており、せっかく用意された試合環境が破壊されているということです。

 技術やパターンの健全性および「スコア」に影響を与えるその他の要因について、多くのことが我々の業界内で議論されてきました。大学生の試合と我々の短い期間で行われるイベントにおいて、ボックスからボックスへ移動する際、このことが選手に与える影響について考えてなければなりません。大学生の試合では、7&8番レーンでプレイしていたチームが、次は15&16番レーンへ移動することもあるでしょう。1つのボックスでは、このような練習投球(*先に説明したパターンを崩してしまうような投球)が行われ、もう1つではそれが行われなかったとすると、パターンの健全性が失われます。たった5個のボールから選択(ここ数年私自身が追加したルールです)ので、これはアジャストを難しくしてしまいます。それは良いことと捉えることもできるでしょうが、もともと意図された試合のデザインには当てはまりません。短い期間で行われるイベントでも、ボウラーはボックスからボックスへと移動してゆきますので、やはりこの練習投球が行われたレーンではパターンの健全性が無くなってしまいます。

 これらのことから、現在は多くの「フレッシュな」シフトが存在し、逆に「バーン(乾いた状態)」が少なくなることで、「チャンピオン」を選ぶために必要なアングルを制限してしまうのです。そのため、我々は専門家グループを招き入れ議論を交わしました。この「専門家」グループには、現在トップで活躍している人から、以前活躍していた著名な人たちが含まれています。みなさんにお知らせしたものは、このグループで可能性のある解決策として考え至ったものです。今年のUSオープンとその後に行われる大学チャンピオンシップで、このルールがどのように働くかを検証することになります。

 上記に書いたことについて、さらに明確に説明します…あるコーチが投球ごとに表面加工を施したとします。それはウォームアップやアジャスティングではありません、それはパターンをより楽にするためやより良いボールモーションを得るためにパターンを削っているのです。さらに明確に言えば、私自身もオープンチャンピオンシップ(もう7~8年前になりますが)で チームの優勝のために、同じようなことをやっていました。それは悪いことではありません、ただそれを防ぐルールが当時もこれまでも無かったからです。

 今回の決断を「反射的」に行ったものだと言っている人たちがいます。まったくそうではありません、専門家グループが招集され、競技の一部分について議論したのです。本当のことを言えば、これは当初の議題には無かったのですが、グループが非常に熱心にこのことを考えていたため、急遽議題に追加されたのです。また、年配の方や怪我しているボウラーが試合で戦うにはこうしたものが必要だと書いている人もいました。でも、それでは健全性の反対になるのではないでしょうか?我々は「厳しい」試合環境をつくりながら、同時にルールを介して単純化するべきであると考えています。逆に見えるかもしません。巷で議論になっているのがボウリングにとって何が良いのかではなく、「私」に向けられているようです。ここに私の考えを述べて終わりにします。

 我々はボウラーとして、タフなパターンを求めつつ、成功するためにはより簡単にしてくれるものを求めています。私たちはゲームの健全性をさけび、業界が道を見失っていると文句を言います。一体、どちらなのでしょうか?これは、これらの議論を進めるうえで考慮しなければならないダブルスタンダード(二重基準)です。私はすべての選手とコーチに最大の敬意を払っていますが、ときには我々自身が彼らにとって最大の敵となります。正直、みなさんもよく考えてみれば、これまでずっとそうだったのではないでしょうか。USBCはこれらのことに多くの時間とお金を費やして試合の品質向上に取り組んでいます。我々の試合はその他すべての試合を超えるものでなければなりません。リーグパターンで投げて自分の好きなようにパターンを変形させたいのであれば、これらすべての投資を投げ出してみなさんが求めるものをそのまま提供しましょう。私はそのためにいるのではありませんが、みなさんの言葉を聞いていると、みなさんがそれを求めているということなのでしょうか?タフにしよう、私だけが自分のために簡単にするスキルを持っているのだからそれを邪魔しないで欲しいと私たちは言っています。パターンはオリンピックや最低の公平性について議論するうえで、常に必要な教育ルールを提供してくれるものであり、試合中にどれくらい長くパターンが保たてるかというだけのものではないのです。専門家グループが会議室に入り、より良いボウリングのための解決策を手にして会議室から出てきたのですから、我々はそれをこれから実行して有効かどうかを見極めます。私は有効であると信じています。考えるべきことはいくつかありますが、お互い、そして私達にどうかもっと優しくなってください。私たちは一緒にやり遂げることができるはず、私はそう信じています、この私の考えを示す、ある言葉で終わりたいと思います。

 

「我々を分かつものより、我々と繋げるものの方がはるかに偉大だ」----ジョン・F・ケネディ‪

 

#‎AFutureForTheSport‬(スポーツの未来のために)

上記チャッド・マーフィー氏の投稿を踏まえ、今回の問題は以下に要約される。

  • 大会レーンコンディションが練習投球時点で、崩壊している現実

    • レーンカービング(レーンコンディションを自分やチームに有利になるよう変更する行為)が横行している

    • レーンカービングの方法→常識的な範囲を超えた番手で表面加工されたボールを投げることでパターン上に溝を作る

    • レーンカービングが行われたボックスと、そうでないボックスはもはやまったく違うパターンとなり、試合の公平性が失われる

  • これらの問題を食い止めるべくUSBCが表面加工を禁止するルール変更を発表

  • しかしボウラーの多くがルール変更に反発→炎上

今回のルール変更はUSBC大学ボウリング大会のルール変更なので、一見自分たちには全く関係のないことに思えるのだが、今後USBCはUSオープンを始めとする大学以外の大会でもこれらのルール変更を実施していく模様だ。

 

オリンピックを見ていると、スポーツと用具の関係は切り離せないとつくづく思う。

陸上選手のシューズ、テニスのラケット、ゴルフのクラブ、水泳の水着、卓球ラケット…etc。特に水着のレーザーレーサー問題や卓球の補助剤問題などは記憶に新しい。

 

人間の身体能力を競い合うスポーツ、その中で用具の技術が記録や勝敗に関わる部分は非常に大きく、どこで歯止めをかけるかが常に議論となる。

 

ボウリングをスポーツとして考えたとき、ボウリングの何を持ってしてスポーツとするか?どうすれば、純粋にボウリングの技術だけを競うことができるのか、その際にリアクティブ素材の強すぎる摩擦力や、ダイナミックなデザインのコアが提供する大きなDIFF、手首の動きを補正・補助するリストガード、これらはボウリングをスポーツとする上での妨げになっていないだろうか?過剰に選手をサポートしてはいないだろうか?

 

これらを危惧するボウラーの中からは、こんなアイデアも出ている:

  • 試合環境ではボールをプラスチックボールだけに限定する

これは非常に有効な手段だと言えるだろう。

これならレーンパターンがボールからの影響を受けすぎることなく試合を続行できる。

また、ボールの性能は限定的となり、シンプルにボウラーの技量が勝敗を分けることになるからだ。

 

確かに現在販売されているリアクティブ系ボールは、ボウラーにとって魅力的ではあるが、ボウリングを本来のスポーツとするならば、こうした対策も必要になってくるかもしれない。例えば、試合を難易度でレベル分けし、高いレベルのものは競技性を高める上でプラスチックボールもしくは性能が限定的なボールのみとし、低~中レベルの大会はリアクティブ系ボールを使うという区別があっても良いような気がする。

 

USBCルール変更の話題から若干脱線してしまったが、私は今回のルール変更は中途半端な判断であると感じている。表面加工を禁止したところで、スポーツの健全性を確立するまでには至らないだろう。むしろ、ボールの調整ができないことから、持っていったボールがたまたまレーンに合った人が有利になるなど不確実な要素が大きく試合の勝敗に関わってしまい、逆にスポーツとしての健全性が失われるような気がする。

 

みなさんは今回の問題、どのように感じただろうか?

 

ぜひ、Facebookや本サイトのコメント欄にて感想を頂戴できれば有り難い。

 

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