Please reload

Recent Posts

USBCの大学生ボウリング大会におけるルール変更とUSB...

August 15, 2016

1/10
Please reload

Featured Posts

RAという値を公開してもらいたいとメーカーに聞いてみた結果

April 25, 2015

 

2013年、管理人はロバスミの通訳として「グローバル・エレメンツセミナー」に同行したのだが、グローバルエレメンツのコンセプト作りの段階からプロジェクトに関わることができた。グローバルエレメンツはロバスミが考えたシステムで、カバーストックの強さとコアの数値をもとに、そのボールが持つ本来のボールモーション形状を計算するというものだった。そのシステムは900GLOBALのカバーストックの数値を使っていたので、他社のボールには適用できないシステムだったが、私はメーカーを問わずカバーストックの強さを示す値が統一されていれば、ボールをもっとシンプルに比較することができるのではないかと考えるようになった。

 

 

各メーカーのボールのチラシにはRG/DIFF/MID DIFFなどコアに関する数値が必ず掲載されている。その他、表面仕上げ、重さ、カバーストックの種類(ソリッド、パール、ハイブリッド)なども書かれている。カバーストックの強さやオイルの吸収性はというと…各メーカーが独自の表現をしているため、簡単に比較することはできない。

 

2008年にUSBCが行った「BALL MOTION STUDY」。その実験結果から導き出されたのは、カバーストックのSR-Raという値がほかのどんな要素よりもボールモーションに影響を与えるということ。そしてSR-Raという値は表面の粗さを示すものであり、これがボール表面とレーンの間に起こる摩擦に大きく関係している。それならこの値を知ることができれば、メーカー間のボールがより比べやすくなる。USBCに彼らが承認したボールのRA値を公開する可能性についてメールで問い合わせてみたが、「メーカーとの守秘義務があるためRA値の公開は難しい」ということだった。たしかにUSBCのテストはあくまで規定の範囲内かどうかを判断するためのテストであり、ボールのデータを世間に公表するためのものではない。

 

ならば、メーカーが公表すればいいのではないか?RGやDIFFはチラシに載せている。同じようにRaも掲載すれば良いのではないだろうか。
USBCボール認証テストの結果はメーカーにも届いているはず。ボールモーションに一番影響を与えるRaの値を、なぜメーカーはチラシに掲載しないのだろうか?この疑問をそのまま各メーカーにぶつけてみることにした。

 

アプローチをしたのは下記のメーカー。

 

Brunswick

Storm

Ebonite

Motiv

900 Global

 

 

<Storm社の回答>

 

まず最初に返信が届いたのはStom社だった。メールを送ってからたった3日で返事が着た。以下、Storm社の回答:

 

グリットと違ってほとんどの人はカバーストックの質感をRa/Rs値と結びつけることができません。私達は「グリット」を掲載しています…Ra/Rs値にはそれらに特有の数値が存在します、しかし一般的には「グリット」の方がよく使われています。

 

 

確かにグリットは良く使われていて分かりやすい…しかし、それではカバーストック自体が持っている凸凹の度合いは分からない。グリットはあくまで研磨材の番目である。プラスチックボールとリアクティブボールを同じ番目で曇らせても同じ摩擦力にはならない。もし同じになってしまうなら、カバーストックの素材を変える意味が無い。

 

そこで、違うメーカー同士のボールを比べるにはRa値があった方が良いと思っていると伝えたところ、少し長めの返答があった。

 

 

RA値はグリットに変換することができます。例えば、5 RA は 2000 グリット相当です。ボール同士を比較したいというあなたの意見はよく分かります。しかしボールにはあまりに多くの要素が関係していてそれらをチャート化することは非常に難しいことです。

 

なぜ僕がこのようなことを言うかというと、ハイエンドボールが必ずしもミッドやローエンドボールよりフックするとは限らないからです。もしハイエンドボールの摩擦が強すぎれば、あるボウラーにとってはフレアし過ぎてしまいますから、そうなるとエネルギーを保持できずにロールアウトしてしまう確率が高くなります。

 

そのために「知識のある」プロショップのプロが居て、ボウラーの属性に合わせてこれらの要素すべてを考慮してくれますから、その方がチャートやグラフなどよりよっぽど頼りになります。これらのことがあなたにご理解いただけて、あなたのお役に立てれば幸いに存じます。

 

 

 

ボウラーとボールのマッチングに技術を持っているプロショップは欠かせない。ちゃんとボウラーの属性を理解してボールをすすめてくれるプロショップは必要不可欠だということは重々承知している。しかし、それでもカバーストックの強さをボウラーが理解せずにプロショップに丸投げでいいのだろうかという疑問は残る。さらにプロショプだって、ドリルする前にカバーストックの強さを数値で知ることができたら、より仕事がし易いのではないだろうか。

 

<Ebonite社の回答>

Storm社の回答から遅れること4日でEbonite社からも回答が着た。

 

メールありがとうございました!

表面粗度(Surface roughness)はボールリアクションにとって重要な要素の一つです。

USBCのテストでは、使われるボールはすべて1つの基準で表面仕上げが施されます(箱出しの仕上げとは違うもの)。

実のところ、その表面仕上げは実際にはあまり使われないものです。それによりUSBCはカバーストックを比較することができ、さらに彼らの定めた基準内であるかをチェックすることができます。

実際の現場では、表面粗度に影響を与える要素はたくさんあります(カバーストック、サンディング、ポリッシュなど)。表面粗度の値は便利ですが、ボールのリアクションを決定づけるものではありませんし、各メーカーが同じようにその値を測定できるかどうかも分かりませんから、我々もその数字を使わないのです。

 

実際に使われないような表面仕上げでUSBCのテストが行われるという点については、「比較するための数値を測る」という観点から私は問題ではないと思う。大切なことは同じ条件下で比較計測すること。少なくともUSBCは毎回同じ手順で同じ条件下でテストを行っているのだから、そのテスト結果を各メーカーがそのままチラシに掲載すれば良いと思う。

 

他社からの回答はなし

残念ながらStorm社とEbonite社以外からの回答は無かった。

 

こんな唐突な質問に対して丁寧に回答をくれたStorm社とEbonite社には心から感謝するm(_ _)m

 

2社の回答から、やはりRa値をメーカーが公開する可能性は極めて低い…という感じだった。

しかしそのうち、USBC主導でもメーカー側主導のどちらでも良いのでカバーストックの強さがもっと分かりやすく表現されることを管理人は願ってやまない。

 

END

Please reload

  • Wix Facebook page
  • YouTube Social  Icon
This site was designed with the
.com
website builder. Create your website today.
Start Now